こんにちは、ジュンノスケです。
私は学生時代から
将来は、独立・起業して
自分でビジネスがしたいと思っていました。
でも、何をどうすれば良いのか
わからなかったし
自信もなかったので
就職活動をして会社に就職。
就職後も変わらず
脱サラ(独立・起業)したい
と考えていたので、
よく
・起業するにはどうすればいいか?
・起業して何するか?(アイデア)
について考えたりしていました。
本もたくさん読んだし、
時には、セミナーや講演会にも参加して
選択肢を広げたり。
いろんなアイデアが浮かんだり
消えたりして、
時間だけがどんどん過ぎていった形。
そして、思い切って
会社員を辞めて(脱サラして)
今、7年目ですが
今から思えば
起業アイデアを考えることは
不要だったと思います。
なぜかと言うと、
アイデアは所詮
アイデアでしかないからです。
「アイデアを温める」
という言葉がありますが、
ビジネスにおいて
これはほぼ意味がありません。
私の知人に
民泊ビジネスをしていた人が
複数いるのですが、
そのうちの多くの人が
もう、民泊ビジネスから
撤退しています。
どういうことかというと、
民泊ビジネスは2013年頃から
徐々に盛り上がり始めたビジネス。
多くの人が注目するようになったのは
2016年頃からですが、
とにかく「民泊は儲かる!」
ということで参入する人が
激増しました。
実際に、訪日外国人の数も
新型コロナウイルスが流行するまでは
伸び続けていたので、
伸びる市場(稼げる市場)として
多くの企業や個人が参入し
実際に、みんな儲かりました。
で、
すごく重要なポイントになってくるのは、
民泊関連に
ビジネスチャンスがあると思って
アイデアを練りながら
新型コロナの流行を迎えてしまった人は
1円も儲からなかったということです。
ビジネスアイデアを練るだけで
実際にビジネスはしていないので
儲からないというのは当たり前。
そして、次に、
どんな人がより儲かったのか
というと、
より早いタイミングで
民泊ビジネスに参入した人です。
例えば、2013年頃から
民泊ビジネスをしていた人のほうが
2016年頃から民泊ビジネスを
始めた人よりも儲かりました。
理由は、
参入者が少なく、
競争相手(競合)が少ない時期に
ビジネスをすることができたし、
ビジネススタートから
コロナ禍でインバウンド需要が
減少するまでの期間が長く、
より長い時間、民泊ビジネスを
することができたからです。
民泊ビジネスでは、
先行優位(新しい市場に
早期参入することで持てる優位性)が
働きました。
もちろん、いずれ
インバウンドは回復しますので、
そのときは、またビジネスチャンスが
生まれてきますが、
それは、少し先の話。
この記事を書いている
2021年3月時点では
民泊ビジネスは稼げないビジネス
になっています。
ちなみに、
民泊ビジネスは一例ですが、
このように
市場(ニーズ・需要)は
常に変化をし続けるもの。
そして、
新型コロナウイルスのように
誰もが予想できなかった事態が
起こる可能性もあります。
なので、
どれだけ事前にアイデアを練って
考え抜いたとしても
それには、あまり意味がありません。
実際に、
脱サラ(独立・起業)をして
ビジネスをやり始めると、必ず
変更(修正)しなければいけないことが
たくさん出てきます。
私もこれまで
いろんなビジネスをしてきましたが、
やりながらの変更(修正)が
なかったビジネスはありません。
なので、もし
「有効な起業の仕方(方法)」
について聞かれれば、
「できるだけ撤退しやすい形で
すぐにビジネスを始めること」
という風に答えます。
一般的に、
「起業するにはどうすればいいか?」
を考える人はたくさんいて、要は
「何するか?(事業の選択肢・種類)」
についてはみんな考えます。
ただ、
そのビジネス(仕事)を始めた場合に
「簡単にそれをやめられるかどうか?」
について考える人は比較的少数。
例えば、サラリーマン時代に
頑張って貯めてきたお金を全て注ぎ込んで
マンション(部屋)を購入して
民泊ビジネスを始めた場合、
簡単には辞められないし
「辞めたくない!」
「諦めたくない!」
という心理も働いてきます。
でも、市場が大きく変わってしまって
当面、収益が上がる見込みがなければ
方向転換せざるをえません。
ただ、
購入したマンションを返却して
返金を求めることはできません。
(売却できても、基本的には
投資したお金の多くは戻ってきません。)
つまり、
辞めにくい(撤退しにくい)
ことによって、
失敗(後悔)してしまう可能性が
大きくなってしまうわけです。
なので、
脱サラ(独立・起業)においては
アイデアよりも以下のことが大事。
・実際にビジネスを始めてからの
変更、修正、微調整
・売上(利益)が上がらなかったときに
できるだけ損失がない状態で
そのビジネスから撤退できること
これらが独立開業にあたっての
重要ポイントで、ある意味
脱サラ(独立・起業)のやり方です。
そういう意味では、
自分でビジネスをするにあたって
基本的な知識(情報)を学ぶことは
絶対必要ですが、
その上で、
自分がしたいと思ったビジネスに
できるだけ早い段階で
できるだけリスクが小さい形で
スタートすることが成功確率を上げます。
起業アイデアよりも
小さなリスクでサクサク取り組むほうが
結果的に、成果(成功)に繋がりますので、
ぜひ、このことは大切にしたいですね。
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